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No.4:数種類のホルモンがダイナミックに変化。だから女性は複雑?!

そもそもホルモンってなに?

今回はすべての女性に関係のある女性ホルモンのお話です。
女性ホルモンがご自分の体にあることはご存じと思います。
でも実のところ???というママが多いことと思います。
ですが、自分の体がどのようにコントロールされているのか知っておくのもいいかもしれません。

そもそもホルモンってなに?といいうところから始めましょう。
今回は少し講義っぽくなってます。肩の力を抜いてさらりとお読みください。

Hormoneの語源はギリシャ語の「目覚めて活動する」という意味のhormaoから来ています。1960年代まで「ある特定の器官で産生される生理活性物質で、血流によって運ばれ標的器官に至って微量でその作用を発揮するもの」という定義でした。

最近では、血流にのらずに隣の細胞や分泌細胞自身に作用する物質もホルモンと考えられています。それらをまとめて表現すると、「生体の機能調節に関与する物質」を総称してホルモンと呼んでいます。

すごくざっくりした話です。
いろいろな細胞から、いろいろな物質が分泌され、いろいろな細胞の活動を調節しています。
そういう物質のことをホルモンといいます。

女性ホルモン

そのホルモンのうち、卵巣から分泌されるものに、卵胞ホルモン(エストロゲンなど)、黄体ホルモン(プロゲステロンなど)男性ホルモン(テストステロンなど)などがあります。
女性でも男性ホルモンが出てるんですよ。
男性ホルモンは閉経後10年は卵巣から分泌されているといわれています。
大阪のオバチャンがいつのまにかオッチャンに変わるのはこのあたりに原因がありそうです。冗談です。

女性ホルモンとは、主にこのエストロゲンのことをいいます。
やっと女性ホルモンまでたどり着きました。女性らしさを作り出すホルモンです。
大昔の教科書には「発情ホルモン」と書かれています。今なら怒られそうなネーミングです。

この女性ホルモンであるエストロゲンや黄体ホルモンによって女性の体は絶妙に調整されているのです。

1か月の生理周期の中で主にこのエストロゲンや黄体ホルモンが規則正しく分泌されることによって、規則正しく生理がきます。
生理直後は少なかったエストロゲンが急激に増えることで、排卵が起こります。排卵すると今度は黄体ホルモンが増えてきます。
排卵から2週間ほどするとエストロゲンと黄体ホルモンが減少します。そうなることによって生理が起こります。
エストロゲンの分泌は脳の下垂体から分泌されるホルモンによってコントロールされています。そのホルモンもさらに上の視床下部というところからでるホルモンによってコントロールされています。さらにそれはエストロゲンによってコントロールされます。

だんだんわかりにくくなってきました。まとめます。
脳(下垂体と視床下部)と卵巣からでるホルモンがお互いを刺激したり抑制したりして、毎月の周期的なリズムを作っているのです。
どこかのポイントに問題が起きるとリズムが崩れて生理が規則正しくこなくなります。
このようなときに「ホルモンのバランスが崩れた」などとよく言います。

女性の体の中では・・

エストロゲンの一生を通しての働きです。まずは思春期にむけてだんだんと分泌が増えてきます。乳房が発達したり、子宮が増大したりする第二次性徴の発現を促します。
そして性成熟期に入ると周期的に排卵、生理をおこし、毎月妊娠できるような準備をしていきます。

また妊娠すると胎盤から多くのエストロゲンが産生されます。
50歳前ぐらいから、産生がだんだんと減少し、分泌も不規則になってきます。そして更年期となり閉経をむかえます。

ホルモン分泌は一生の中でも変化していきますし、1か月の生理の周期の中でも刻々と変化していきます。

女性の体の中では、1か月の間に数種類のホルモンが同時にダイナミックに変化していきます。
だから女性は複雑なんですね。

今回はママの体の中で、複雑、かつ精密にホルモンが出ていることを知っていただくだけで十分です。
すごいことが当たり前のように行われているのです。男とは比べ物になりません。

ちなみに男性の場合、男性ホルモンであるテストステロンが大体一定(日内変動はあります)に分泌されます。だから単純なんでしょうか?男って。

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